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今日、とても貴重な車に
遭遇しました。

「いすゞ 117クーペ」です。

今はトラックや、海外向けの
クロカン車を製造している
いすゞ自動車ですが、
昔は、乗用車も製造していました。

日本の自動車メーカー、
最初は、ノックダウン生産を
していたところが多いんです。

ノックダウン生産というのは、
部品は製造せず、全て他から
調達して、組み立てるだけの
生産方式。

自社製品だ！…とは胸を張れない
やり方です。

でも、そうやって他社の車を
勉強して、自社開発が出来る
技術を磨いたんです。

いすゞも、ノックダウン生産からの
脱却を図り、第一号車「ベレル」を
開発、それより小型の「べレット」も
販売して、自立した自動車メーカーに
なりました。

この「117クーペ」は、そこからさらに
一歩進んで、高級でかっこいい
高性能車として開発された車です。

デザインは、今では車デザイナーの
重鎮である、ジョルジェット・ジウジアーロ。

日本人デザインではないですが、
伸びやかで華やかなのに、
落ち着いた雰囲気。
日本車に相応しいデザインだと
思います。


この個体は、丸目4灯です
で、フェンダーミラーが四角。

だから、中期型。

初期型は、ライトもミラーも丸。
後期型は、ライトもミラーも四角です。

中期型の最初期モデルだとしたら、
1973年生まれ。

42歳だ！


外装はサビサビだけど、
メッキは生きてそうです。

内装、どんな感じだか
分からないですが、
シート、ついてますね。

これから、どうするんだろう。
レストア、するのかな…？

そうであって欲しいなぁ！

生き返ったら、カッコいいよ！
今走っても、十分に！


他人の車だけど、
気になってしまいます…。

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