のらみゃんとひろのそうさくこうぼう

●幻のラリーカー!2016年02月09日 22:00



今年に入って、初の外食の帰りに
今年に入って、初の本屋に寄ったら…

久しぶりに、良いのが売ってた!

ラリーカー
フォード・RS200の本です。

この車、大好きなんです…!

以前、このブログにも
こんな記事 や、 こんな記事
書きました。


まだ、自動車レースの
安全への配慮が
十分ではなかった時代。

もしかしたら、人命よりも
速さが優先された時代、と言っても
過言ではなかったのかも
しれません。

当時、ラリーは「グループB」という
車両規則に基づいて、製作された車で
レースを争っていました。

そんな時代に、フォードが
最終兵器として投入したのが…

この、フォード・RS200。

このマシンの、一体
何がすごかったかというと。


当時(おそらくは、現代でも)、
ラリーを走るのに、必要な要素と
言われていた…

 ・ターボエンジン
 ・ミッドシップ
 ・四輪駆動

を、全て満たした上で、さらに。

 四輪全てのサスペンションを
 ダブルダンパーにして
 強靭さとストロークの長さを確保

 エンジンを後ろ、
 トランスミッションを前において
 重量バランスを、最適化

まで、盛り込んでいました。

エンジンとトランスミッションの配置は
現代の、R35 GT-Rの駆動系を
前後逆にしたような感じ。

とても、先進的な成り立ちの
マシンだったんです。


でも、実践投入が遅れに遅れた上、
複雑な仕組みのあれこれを
速さに結びつけるために
調整している間に。

イタリアの、ランチャ・デルタS4が
起こした、ドライバーと
コ・ドライバー(助手席でサポートする人)の
両方が死亡する事故をきっかけに
「グループB」という車両規定自体が
廃止されたんです。

当然、「グループB車両」として
開発されたRS200は、一度も
本領発揮できないまま、
活躍の場を、失ってしまいました。

1986年の、出来事でした。


理論上の最速マシン。
結果は、出せなかったんです。

でももし、しっかり煮詰められたら
どんな活躍をしていたんだろう…?

そういうところに思いを巡らせると
虜になってしまうわけです。


ちなみに、このフォードRS200、
市販バージョンが、200台
生産されています。

日本にも、十数台現存している模様。

もし、生き残っているRS200に、
現代水準の要素技術を
詰め込んだら、どんなすごいことに
なるんだろう…?

考えれば考えるほど、
さらに想像が膨らみます。

実はまだ、本、読んでないんです。
読んだらさらに、想像が
膨らみそうな、予感です!


あ、そういえば、フォード。
日本から、撤退しちゃうんだなぁ…。

寂しいなぁ…

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