のらみゃんとひろのそうさくこうぼう

●移植とリメイク2014年12月23日 21:00



FF7がリメイクじゃなくて、
完全移植になったの、
寂しいけどさ。

もしかしたら
魔晄炉の設定のせい?

完全移植ならさておき、
リメイクするんなら
配慮が必要、ってことかな?


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先日、プレイステーション4に、
ファイナルファンタジー7が
移植されることが、発表されました。

人気シリーズの中でも、群を抜いて
支持されている作品です。

以前から待望されていた発表でしたし、
わたしも、ついに来たか!
…と思いました。

でも、最新ハードの性能を
フルに生かしてリメイクするのではなく、
以前、パソコンで発売されたものを
完全移植する、とのこと。

パソコン版は、初代プレイステーションで
発売されたものと、そうそう変わらないので、
実質、3世代前のゲームを
そのまま再現するだけ、ということになりそう。

わたし、FF7はかなりやりこみました。
FFシリーズの中で、一番長い時間
プレイしました。

「トバル№1」というゲームに同梱された
体験版も、何度も繰り返しプレイして、
本編は発売日に買って、その後に発売された
インターナショナル版も買って。
携帯ゲーム機の「PSP」でプレイするために、
ダウンロード版も買いました。

何故か、3年に一回くらいやり直したくなって
もうかれこれ6~7回、最初からやり直して
最後までクリアしています。
その都度、レベルは最大にして、
マスターマテリアは人数分集めて。

恐らくは、総プレイ時間、
1,000時間は超えていると思います。

なので、次はいよいよリメイク版で
最初からやり直すことになるのかな?
なんて期待をしていたんです。

でも、リメイクではなくて
完全移植だった。


オリジナルのFF7は、
一枚の、綺麗な固定絵の上を、
3Dのコマが動いてる感じでした。

双六みたいなイメージですね。

これが、プレイステーション4になったら、
いよいよ、3Dの町の中を、
3Dのキャラクターが自由に歩き回るように
なるんじゃないの?…という期待が
ありました。

でも同時に、あの風景を3Dで
作り直すのなんて、作業量的に
時間的に、コスト的にどうなの?
現実的に、可能なの?
…という疑問もありました。

一応、以前はシステムエンジニアで
そちらに近い仕事もしていましたので。

だとしても、あんな大きな規模の会社なら
やり遂げてくれるのかも…!
とも思いました。

だけど、ダメだったみたい。

社内の体勢的な問題や、もちろん
採算の問題もあるんでしょう。

でも、ちょっと気になることもあるんです。


それは「魔晄炉」の設定。


FF7の世界の、重要なエネルギー源に
なっている発電設備なんです。

これは、星のエネルギーを吸い上げて
恐らくは、電気に変える設備なんですが、
建設された地域の土地が荒廃したり、
事故で人が住めなくなったり、
爆破テロが起きたりするんです。


そう。「原発」を想起させる設備なんです。

さらに、魔晄の力を生物に注入して、
能力や形質を変化させたり、などの
描写も出てきます。


このあたりの設定、今の状況だと
やはり、デリケートな問題だと思います。

わたしは、周りのことを考えずに
個人的な考え方だけを、正直に
言葉にするとしたら、

 それはそれ、これはこれ、だ!

…と思います。

でもやっぱり、色々な地域、状況に
置かれている方々のことを考えると
やっぱり厳しいのかなぁ…なんて
結論に至ってしまいます。

完全移植なら「昔のままです」という
体で、問題ないと思います。

でも、リメイクするとなったら、
そのあたりも、巧く作りかえる必要が
出てくるんでしょう。

でも、ゲームの根幹の設定だから、
変えたら、まるっきり別物です。

じゃあ、そのままの設定でリメイクしよう!
…ということになったら、
魔晄炉に関する様々なシーンが、
かつてよりもリアルに、生々しく
描写されるわけです。


原発に関する問題って、人々の思い、
電力会社の思惑、政治的な意図、
国家レベルの駆け引きまで、
色々なものが渦巻いているでしょう?

そんな時期に、ある方向だけを
善しとしたものを、娯楽の分野から
送り出すのは、得策ではないんだと
思います。

主人公たち、最終的には
星を救うことになるけれど、
途中で、魔晄炉に対して
爆破テロ、決行しましたから。


そういう意図で、リメイクを
見送ったのだとしたら、
残念ではありますけど、
仕方ないのかなぁ…と思います。


あ、なんで話題の旬も過ぎたのに
こんなこと書いたかというと。

風邪っぴきで、寝てるんですけど
全然眠れなくて。

何年かぶりに、PSPを引っ張り出した
からなんです。

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