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●日本カーオブザイヤー2014年10月19日 22:00

日本カーオブザイヤー


ぼくFTO、17歳。

今年の
日本カーオブザイヤー
デミオだったね。

彼には相応しい栄誉。
先輩として、誇らしいよ!

…え?
ぼく、94年に受賞したよ…?


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今年の日本カーオブザイヤー、
デミオでしたね!

久々に、おお!やはり!
と思える、すっきりした
結果でした。

日本カーオブザイヤー、
なんだか、車関連の賞で、
日本では指折りの権威ある賞
…のように思われていますが、
今まで結構、怪しい結果が
ありましたよね。


1989年のセルシオ。
セルシオ自体は良い車!
でもトヨタが、ひとりあたま120万円
かけて、試乗会と称したドイツ旅行に
審査員をご招待したり。


セルシオと同じ年に、受賞を狙ってた
ロードスターも、審査員向けに
一年間無償貸し出しして、気に入れば
一年後、中古価格で販売する、という
特別待遇をしてみたり。


2002年のアコード。
ある審査員が、同じ年に発売された
Z33フェアレディZを大絶賛した上に
自分で購入までしておきながら、
購入はおろか、褒めてもいなかった
アコードに満点を投じたり。


特に酷かったのは、2008年のiQ。
まだ販売開始されていない車を
カーオブザイヤーに選んじゃった。
しかも、毎回公表されていた
投票内容も、この回だけ
公表されなかった。


去年2013年は、フォルクスワーゲンの
ゴルフ。急に外車が出てきた。
審査内容に疑問符が増えて、
権威が失われつつある中で、

 俺たちは、一般人よりも広い視野と
 沢山の車に乗っている経験と、
 本物を見極める目と
 メーカーに買収されたりしない
 公平な判断力を持っているんだ!

とでも言いたかったのかな?

ちょっと変わったこと
してみたかったんだな、
くらいにしか思えなかった。


…という感じで、結構な疑惑が
いつも付きまとっているんです。
審査員は接待漬けだ、
結果は金で買うものだ、と。

だから、こういう運営に嫌気が差した
方々が集まって、

 RJCカーオブザイヤー

というのも出来ました。

難しいんでしょうね。
こういう賞を、公平に選ぶのって。

 無料奉仕で、公平な判断を下す
 経験と知識と、影響力を持った
 著名人

なんて、存在するんでしょうか?
厳しいですよね。

わたしは、どこのメーカーにも
肩入れしていない方が、
適切な報酬を貰って選考するのが
良いんじゃないかと思います。

でも、どこのメーカーにも
肩入れしていない、っていうのが
すでに難しいのかも。

レーサーだったら、所属している
チームに、ごひいきメーカーがあります。

雑誌の編集者だって、メーカーから
広告料を頂いている以上、
そんなにめったなこと、出来ないですよ。
買収、ということではなくて、
人として、ということだってあるでしょう。

かといって、どこのメーカーとも
関連を持たない孤高の人が、
公平な判断をするための
素養を身に付けられるかというと…?

だから、清廉潔白というのは
難しいんだと思います。

でも、日本カーオブザイヤーの
権威を失墜させたのは、
団体、審査員、
そしてメーカーなのは確か。

また、毎年楽しみになるように
体質を改善して、巧いこと
バランスがとられるようになると
良いですね!


ところで。
94年のFTOは、何で受賞できたか
というと、技術点が高かったっぽいです。

日本初の、手動切替できるATが
搭載されていたり、
たった2000ccなのに、
V6エンジンだったり。
もちろん走行性能も高かった。
また見た目も、当時としては
異彩を放っていました。

ということで選ばれたらしいです。
不人気車ですけど。

でも、日本カーオブザイヤーは、
売れる車、人気が出そうな車を
選ぶわけではないんです。

車全体を見たときに、性能や技術、
もちろん見た目なども総合して、
車として画期的か、先進性を
備えているか、というのが
焦点になるわけです。

なので、結果的に不人気車に
なってしまったとしても、
やっぱり選ばれるのは
栄誉なことだと思います。


ただ、今年のデミオは
売れるんじゃないかと思います!

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