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●一番頭のいい動物(前編)2014年06月24日 19:26

一番頭のいい動物(前編)


ねこ。

そう言いたいんだろう?…と。

…そうなんです。
4年近くねこと暮らしていて、
そう思い始めています。

一般的には「サル」ですよね。
それも、チンパンジーや
オランウータンなどの、高度な霊長類。

体の大きさに対して、脳の占める割合が大きい。
そういう動物が「頭が良い」とされています。
でも、そういう頭の良さって、
「潜在的」な頭の良さ、なんだと思うんです。

チンパンジー、教えればいろいろなこと
覚えますよね。数字を理解するし、
計算だって出来るようになる。

でも、何も教えなかったら。
誰も踏み入らないような深い森の中で
他の動物とさほど変わらない暮らしのまま
一生を終えるわけです。

…それって、「頭が良い」ってことでいいの?

そこへいくと、ねこには「実質的」な
頭の良さがある。

脳みその量は、サルには敵わんでしょう。
でも彼らは、教えなくてもやりたいことは
やるんですよね。

食料の調達方法ひとつとっても、
違いがあります。

秋も深まると、サルが人里に降りてきて
作物を荒らすなんてニュース、目にします。
観光客から食べ物を奪うシーンも
テレビで何度も見ましたよね。

あれは、サルが頭が良いから
出来ることです。他の動物じゃあ無理。
頭が良くて、それに見合った身体能力が
あるから、ああいうことが出来る。

でもあの方法には、将来性がない。
一度、二度成功したからといって
度がすぎれば、人間の反感を買う。
人間側も対策をするだろうし、
極まれば、害獣駆除、です。

敵対者から奪う、という本質がある限り、
返り討ちに合う可能性は付きまとう。

そこへいくと、ねこは違います。
日頃から怠らない観察によって、
食べ物をくれそうな人間を見分けます。
そして、可愛い声で鳴きながら、
友好的に近づく。

近づかれた方は、悪い気はしない。
足元をスリスリされたりなんかしたら、
何かあれば、あげたくなるでしょう。
もし無くても、次は何か持ってきて
くれるかもしれないし、人によっては
その場で買ってくるかもしれない。

食べ物がもらえたら、人間の前で
おいしそうに食べる。
そうすると、
 「こんなおいしそうに食べるんなら、
  またあげようか?」
なんてことになる。
 「なんならさ、うちに来るかい?」
なんてことにもなる。

…わたしはなりました。2回も。

どちらも得する、まさにちょっと前に
流行った「Win Winの関係」ってやつです。

で、わたしはこっちが「本当の頭の良さ」だと
思うんです。

※関連記事は、こちらから。
●一番頭のいい動物(前編) へ
●一番頭のいい動物(後編) へ

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