のらみゃんとひろのそうさくこうぼう

●ゴールデンゲート完成!2020年06月26日 22:00


先日手に入れた腕時計
RADO・ゴールデンゲート。

磨き作業、完了です!

もともと、年式の割には
きれいな方だったと思うんですが…

一皮剥けた印象に!

輝きが違ってるんじゃないかと
思います。

中身は分解していないので
文字盤の劣化は、そのまま
なんですが…

単色より、この均一に
劣化した雰囲気、趣があって
いいんじゃないかと思うんです。

経年劣化、ではなくて
経年変化。

そう表現してもいいんじゃないかと
思いますよ!

そして、風防を磨いたので
透明度が上がって
視界もすっきりです。

ベルトのバックルの…

向かい合ったシーホース
(たつのおとしご)も
くっきりはっきり、です。

裏面の彫刻も…

立体感が増したように思えます。


おそらくは、50年ほど前の
時計だと思うんですが、
元気に動作しています。

今使っても、十分に
実用に足りますし、
この時代の時計、
特にRADOの雰囲気、
個人的にとても大好きなんです。

お出かけが楽しくなる腕時計
とても気に入りました!


ところで、このゴールデンゲートは…

わたしが持っているRADOの中で
初の、日付だけでなく
曜日表示もついている
デイデイトと呼ばれるタイプ。

普通、日付や曜日表示が
付いている腕時計って、
独立して、それぞれを合わせられる
ように、龍頭が二段階に引き出せたり
曜日を合わせる専用のボタンが
ついていたりするんです。

でも、このRADOは
そういうの、一切なし。

一段階しか引き出せない龍頭で
時間・日付・曜日を、すべて
合わせるんです。


どうするのかというと。

合わせる順番は、

 曜日 → 日付 → 時間

の順になります。


とりあえず曜日は
龍頭をぐるぐる回して
深夜0時を何度も超えさせて
合わせるんです。

力技…!


そして、日付はというと。

深夜0時を超えてから
もう一度、逆回転させて
夜の20時半くらいまで
戻すんです。

そうすると、小さく
「カチッ」という音がします。

音がしたら、もう一度
深夜0時を超えさせると
曜日はそのままで、
日付だけ1日、進むんです。

あとは…

 20時半まで戻す ⇔ 深夜0時を超えさせる

を、必要な数繰り返して
日付を合わせます。

すっごい力技…!


そして、最後に時間を合わせれば
完了です。


デイデイト表示を実現した
初期の時代のモデルだから
こういうことになってるんですね。

でも、確かに面倒くさいけれど
こういう作業、面白いですね!

今の時代の時計にはない
不便さが、なんだかいとおしく
なってくるような気がするんです。

良いもの、手に入れました!

コメント

_ 山さん ― 2020年06月27日 22:12

この日付と曜日を合わせる機構、面白いですね!
こう言う時間を合わせる時間も楽しめるのが、機械式の良い所ですよね!

_ くすの とひろ ― 2020年06月28日 06:26

そうなんですよねぇ…!

現代の、ソーラーで電波な
クォーツは、何も気を使わなくても
いつでも完璧な時間を教えてくれるけれど
なんだか、物足りないような気がして…。

やっぱり、進歩の過渡期に生まれたモデルって
魅力がありますよね!

誰かの模倣ではなく、オリジナルで
良いものを作ろう!…という気概が感じられて。

経営面よりも、技術優先だった時代に
生まれた機械の魅力って、いつまでも
失われないですね!

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