のらみゃんとひろのそうさくこうぼう

●ゴルフよりポロ2018年12月11日 22:15



フォルクスワーゲンディーラーの
前を通ったら…

あ。

噂には聞いていたけど、
ザ・ビートル、生産終了なんですね。


フォルクスワーゲンの
初代ビートルといえば、
クラシックカーの中で
一番有名かもしれません。

1930年代から生産されているから
間違いなくクラシックカーなんですけど
2000年代まで長く作られたので
今でも、状態のいい車を
たまに見かけたりしますし。

この、ザ・ビートルは
初代から数えて、3代目です。

2代目は、ニュービートル。

FTOの後期型と同世代の、
1998年から販売されたモデルです。

とってもお洒落だったんですが、
初代ビートルの特徴だった、
クラシックカーらしい
丸みを帯びて、ゴツゴツして
いろんな場所が、膨らんだり
へこんだりした造形が一転。

とってもシンプルですっきりしたので
女性向けなイメージでした。


そこから、路線変更したのか…

ザ・ビートルは、初代に通じる
抑揚がありつつ、ポルシェとも
意匠が共通するような、
男性向けに変化しました。

わたしはこの車、いいなぁと
思っていたんですが、
あまり売れなかったみたいですね。


クラシックカーを
現代風に解釈しなおして
発売された車、ビートルが
最初だったんですが、
そのあとに続いた…

BMW傘下になった、ミニ。

そして、フィアットの…

チンクエチェント。

この2台に比べると、
ビートルの存在感、
確かに、薄かったような
気がします。


個人的な、正直な感想として
ビートルの現代的解釈は、
ミニや、チンクエチェントに比べて
わかりにくかったような
気がするんですよね。

顧客が望んでいたものよりも
飛躍しすぎてた、みたいな。


そして、なんとなく
気合の入れようも
違ったんじゃないかと…?

ミニは、BMWがMINIブランドを
買い取って、独立したブランドとして
成功させるために、そりゃあもう
あれこれに力を注いだんだと
思います。


チンクエチェントも、そう。

フィアット、慢性的に
財政難な印象ですもんね。

主力小型量販車のシェアが
他メーカーにどんどん
持っていかれてしまって。

次は絶対に失敗は許されない!…と
四面楚歌な状況だったんじゃ
ないかと思います。


それに比べると、ビートルは
ある程度、余裕がある中での
船出だったような気がします。

プラットフォームは
ゴルフのを使えばいいし。

高い品質を保ちつつ
共有できる部品がたくさんで
コストダウンが図れる。

屋台骨はゴルフのほうで、
ビートルは、そのバリエーションの
ひとつとして、華を添えばいい。

…という方針だったのかどうかは
わからないですけど、他2車に
比べたら、たくさん売っていこう感は
少なかったような気がします。


とはいえ、せっかく一度
復活した名車が、また
生産終了になっちゃうのは
寂しいことです。

個人的には、ザ・ビートルの
デザインは、とっても大好き。

だけど、大きすぎるような
気はしました。

わたし、ビートルについては
ゴルフではなく、もう一回り
小さい、ポロのほうをベースに
開発したほうがよかったんじゃ
ないかと思うんですよね。

ザ・ビートルのデザインのまま
サイズが一回り小さかったら
だいぶ、印象が好転すると思うんです。

ポロの2ドアクーペが、ビートル。
ゴルフの2ドアクーペが、シロッコ。

そんな住み分けにすれば
わかりやすかったような気がします。

そういえば、シロッコも
生産終了したんでしたねぇ…。

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