のらにゃんとなんれいのえほんこうぼう
☆Twitter・Facebookも、よろしくね。☆

●MTとS2000とわたし2018年09月01日 22:15



最近またまた、FTOの
シフト周りをいじって
早朝ドライブで試走しながら
あれこれ、楽しんでいます。


やっぱりFTOを運転するの
とっても楽しい!

だけど実のところ、過去に一度だけ
ほかの車に浮気しそうになった
ことがありました。

それが、ホンダ・S2000。

不思議なことに、彫刻を
制作させて頂く縁もできたりして
未だに、わたしの中で色あせない
車だったりします。

そして、わたしの車趣味の中で
FTOの次に、強烈な影響を
与え続けてくれている
車だったりもします。

シフトノブをあれこれ試してるのも
間違いなく、その影響のひとつ。

そんな経緯、せっかくですので
今日は、まとめてみようと思います。

S2000が発売されたのは、1999年。

わたしは当時、すでに
FTOに乗っていましたが、
そのころはまだ、オートマでした。

スポーツカー全般に
興味があったので、近所の
ホンダディーラーに、S2000が
展示されたとき、早速観に行ったんです。

運よく、展示車のシートに
腰を下ろして、あれこれ触ることが
できたんですが!

そのときに動かした、MTシフトノブの
感触に、度肝を抜かれました。

手首を返すだけの動きで
まるで、トグル式スイッチのように
パチン、パチンと、ゲートに
吸い込まれていきます。

しばらく、社用車のMTしか
運転していなかったわたしにとって
大きな衝撃でした。


FTOのオートマって
国産車で初めて、自分で変速できる
機能がついたオートマだったんです。

3000ccのエンジンにも使える
余裕の容量を持っていたので
2000ccのFTOで使うと、反応も上々。

だから、不満を感じずに
楽しんでいました。


けれど、S2000のシフトを
動かしたとき、こんなMTがあるのなら
MTのほうがいいかも!

と思いました。

そして、しばらく経ったあと
知り合いのかたのS2000を
実際に、運転させて頂くことができて。

その鮮烈なシフトフィールと、
ダイレクトに伝わる駆動力に
完全に、打ちのめされてしまいました。

次の週末、わたしは
当たり前のように、ホンダディーラーに
いたんです。

もちろん、S2000の見積もりを取るために。

その頃はちょうど、一度目の
マイナーチェンジが行われたあと。

エンジンは2000ccのままで
各部がブラッシュアップされた
正常進化版が、新車で買えた時期。

ある意味、最良のチャンスでした。


だけど、断念せざるを
得なかったんですよねぇ。

見積もり、400万円を
軽く超えちゃってましたから…。

中古を買う、という手もあったけど
その頃はまだ、中古のタマ数が
少なかったですし、状態がいいものも
少なかったんです。

…それで!

 やっぱり、FTOに乗り続けよう!

 だけど、あんなすごいMTが
 あることを知ったら、オートマでは
 物足りない。

 ならば、FTOのオートマを
 MTに載せ換えよう!

と思ったんです。


それで、今でもずーっと
お世話になっている
ショップに相談をしたら。

ちょうど、オークションに
リアを追突されて廃車になった
MTのFTOが出品されていて。

リアのバンパーは凹んでいたけど
フレームまでは歪んでいない、
ある意味、極上な廃車(?)だったので
その車体を購入して、MTを
ごっそり移植することにしました。


お世話になっているショップに
FTOのミッション載せ換え経験は
当然のことながら、ありませんでした。

でも、旧車のエンジンフルチューンや
一度、ホワイトボディに近い状態まで
戻した上での、フルレストアができる
ショップですから、不安はまったく
ありませんでした。

…だけど。

わたしが、余計なことを
思いついちゃったんですよねぇ。

 おそらく、FTOのMTを
 そのまま移植したところで、
 眠たいフィーリングのMTに
 なっちゃうんじゃないか?

 S2000の、鮮烈なシフトフィールに 
 触発されて、MT載せ換えするなら
 そのまま載せ換えただけじゃ、ダメだ!

って。


それで、あれこれ調べたんです。
そして、わかったこと。

どうやらS2000は、エンジンの
吹け上がりが鋭くなるよう、
軽量なフライホイールが
搭載されているらしい。

そして、エンジンの力が
ダイレクトに伝わるよう、
強力なクラッチがついてるらしい。

FTOにも、それに相当する
部品があるのか、当然調べました。

そして、見つけたんです。

FTO用の、軽量フライホイールと
強化クラッチのセット。


そんな時、ショップの親方から
さらに、うれしい連絡が。

どうやら、廃車FTOから取り出した
MTの中に、機械式LSDが
組み込まれていた、とのこと。

新品を購入したら、10万前後
する部品だったので、これは大当たり!

もちろん、そのまま組み込んで
もらうことにしました。


…そんなわけで。

わたしのFTOは、MTに載せ換えた
段階で、すでに…

 ・軽量フライホイール

 ・強化クラッチカバー&メタルクラッチ

 ・機械式LSD

という、強力なパーツたちが
組み込まれた状態だったんです。


その後、載せ換え作業も
構造変更の手続きも、滞りなく
完了して、車検も通りました。

そして、完成したFTOを
取りに行って、はやる気持ちを
抑えながら、ショップをあとにした直後。


愕然としましたね。

なんだ、この運転しにくさは、と。

操作のすべてが、強烈に重いのに
すばやさと正確さが求められて。

ちょっとでもタイミングが合わないと
ギーだの、ガーだの、音やら
振動やらが伝わってきます。


もちろん、ショップの作業に
不備があったわけではありません。

最たる原因は、強化メタルクラッチ。

クラッチカバーが強化されて
クラッチを、より強い力で
押さえつけられるようになっているから、
当然、クラッチを切るときに踏むペダルには
ノーマル以上の力を込めないといけません。

そして、クラッチの素材が
メタルであること。

メタルクラッチは、圧着力が
非常に高いので、繋がり始まると
一気に駆動力を伝えます。

いわゆる「半クラ」の領域が
とっても狭いんです。

そして、フライホイールが
軽くなったから、エンジンの回転は
アクセルを緩めると、すぐに
落ち込んでしまいます。


…つまり。

重いペダルを操作しながら
とっても狭い半クラの位置を
的確に見つけつつ、エンジン回転が
落ち込む前にシフトチェンジして、
すばやく、クラッチを繋ぎなおさなくちゃ
いけないんです。

まさに、命からがら
自宅にたどり着いたときは、
左足だけ、ちょっと痙攣してましたよ…。


それから毎朝、練習を繰り返しました。

早く走る練習…ではなくて、
普通に走る練習を。

それまで、たまに社用車のMTを
運転するだけだったわたしにとって、
今回の仕様変更は、過激すぎたんです。

あのときは、本当に大変でした。

あんなに大好きだったFTOに
乗ることが、正直憂鬱でした…。


もちろん、しばらく練習したら
普通に乗れるようになりました。

ただ、わたしが憧れた
S2000のシフトフィールとは
比べるべくもないものでした…。

その後、あれこれの事情が重なって
1年半、FTOをまったく動かせない
状態になってしまって、 復活させるまでに
なかなか大変な経験をしました。

でも、その過程で
車をいじることへの情熱が
蘇ったような気もします。

そしてもう一度、S2000のシフトフィール
…とはいかないまでも、少しでも
近づけられるように、あれこれの
工夫をすることにしました。


まずは何より、クラッチ!
もう、強化メタルクラッチはやめよう!

…ということで、純正同等の
クラッチ&クラッチカバーに戻しました。

これだけで、操作の大変さが
8割方、解消されたような気がします。

軽量フライホイールと
機械式LSDは、そのままつけておいても
まったく問題ない…というか
あった方が、運転が楽しいです!

あとは、変速の操作が確実に
すばやくできるようになれば、と
シフトレバーやシフトノブ、そして
土台などに改良を加えていきました。

その甲斐あって、気負うことなく
楽しくドライブに出かけられる車に
少しずつ、変わっていったんです。

そんなときに、S2000彫刻制作の
ご依頼を頂いて。

一度、購入するつもりで
見積もりを取ったことのある、
個人的にも思い入れの強い
車だったので、手元にも十分な
資料が残っていました。

それを、毎日読み直していて
実感したんです。

 あー、FTOのシフトフィールを
 S2000にするのは、無理だ

って。

駆動方式も構造も、まったく
違いますもんね。

レバーやら、シフトノブやら
一部のパーツを交換するだけで
根本的な設計思想の違いからくる
差を埋められるわけ、ないです。

そんなことできたら、技術者の方々
苦労しませんもんねぇ…。


…ならば。

 もう、S2000のシフトフィールを
 目指すのは、やめよう。

 FTOらしいシフトフィールを
 突き詰めていこう!

と、思い直しました。


それで今…

シフトレバーをノーマルに戻して、
手持ちのシフトノブを、あれこれ
試しなおしているんです。


まー、時間やらお金やら
いろいろなものを浪費しつつ
現在に至ったんですが、
趣味って、結果を楽しむものでは
ないですもんね!

過程を楽しんでこそ趣味、です。

だからわたしは、車趣味を
満喫できているぞ!…と胸を張れています。

これからも、端から見たら
無駄にしか思えないあれこれを
積み重ねながら、楽しんでいきたいと
思います!

次に試すシフトノブは、明日取り付けまーす!

コメント

_ 山さん ― 2018年09月02日 00:20

あの車のフィーリングは、分かる人にしか分かりませんよね…ちょっと小金の有る主婦の買い物車にしておくには勿体無い!そんな車が市場に出回れば、極上車やも知れませんよね…
今から借金してでも、初期型でも良いから程度の良いのを手に入れて保管して置きたくなりますよ。
たまに乗って味わいたいですけど(^_^;)

_ のら2ゃんれい ― 2018年09月02日 12:13

S2000は、すごい車ですよねぇ…!

FTOがカッターナイフだとしたら
S2000は、デザインナイフだと思います。

刃が鋭くて薄いから、慣れない人が使うと
危なっかしかったり、すぐに折れちゃったりするけれど
使う人が使えば、思うが侭に自由自在。

あの車を乗りこなせる人は、
本当に、運転が巧い人ですよねぇ…!

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://nora2yan0.asablo.jp/blog/2018/09/01/8954307/tb

☆WEBサイト・Twitter・Facebookも、よろしくね。☆


のらにゃんとなんれいのえほんこうぼう