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群馬は、車の保有台数が
全国で1位なんです。

公共交通機関があまり
発展してないわりに、
そこそこ道路は整っていて。

なので、車で移動するのが
便利…というか、必須なんですね。


そんなこともあってか、
車のディーラーさん、
結構、たくさんあるんです。


うちの近所も、国産ディーラーは
歩いていける範囲内に、すべて
そろっていますし、外車のディーラーも
多いんです。


今日は、神社のお参りの帰り道、
近所のフォルクスワーゲンの
ディーラーで…

シロッコ、発見です。

すっきりした面構成の
2ドアハッチバック。

これは、トップグレードの「R」な
こともあって、お値段は
全然手ごろではないですけど…

この形、このサイズ。
いいですよねぇ…！

こういう素敵な車、日本車にも
あったらいいのに！

…なんて、思うんですけど。

実は、あったんですよねぇ。

ホンダ・シビック。

5代目の「EG」型です。

1991年発売ですから、
もう、26年前なんだ…！

わたしは、この車が大好きで
初めての車に選びたかったんですが、
あんまり、まじめに貯金をする
タイプではなかったので、
お金が足りなくて…

もう一世代型が古い
「EF」型シビックの兄弟車、
CR-Xを買いました。


シビックは、とっても
魅力的な車です。

とはいえ、最近は人気が
なくなっちゃったみたいで、
しばらく、日本市場からは
名前自体、消えちゃってました。

でもどうやら今月…というか今日！

日本市場にも復活するそう。
うれしいニュースです！


今度の復活で、また
日本市場に根付くでしょうか。

興味深いところでもあります。


実のところ、わたし
シビックの人気が衰退した原因は

　4ドアになったから

これに尽きる、と思っています。

人気があったころのシビックは…

この、2ドアハッチバックのほかに
4ドアセダンもラインナップされていました。

全盛期にはさらに、2ドアで
後ろには普通のトランクがついた
クーペまであったんです。

そういう、バリエーションの
横展開はあったものの、
メインは、2ドアハッチバック。

一番売れていたのも、
2ドアハッチバックでした。


でも、この2世代後。

どんどん景気が悪くなる中、
どの車メーカーも、一斉に
車種の統廃合を始めました。

もちろん、1車種で複数の
ボディバリエーションを持つような
贅沢設計もなくなっていきます。

そして、日本で製造される
シビックは、「4ドア」の
ハッチバックに一本化されました。


そんな英断、おそらくあの時点では
最善だったと思うんです。

いろんな用途に、気軽に使える
ファミリーカーを作るなら、
4ドアは、必須要件です。

使い勝手の良さはもちろんのこと、
安全面でも、有利に働きますから。

4人乗りで4ドアなら、
事故にあったときなどの
緊急事態でも、すぐに
それぞれが脱出できます。

でも、2ドアの車に4人乗りしてたら、
後席の人たち、すぐに脱出
できないですもんね。

現代でいうトヨタ86みたいに、
4人乗りとはいえ、後席は
常用しない、と割り切れる
車種であればまだしも、
ファミリーカーで、ドア2枚は
やっぱり、厳しいです。

4ドア化は正常進化だ、と
言っていいんだと思います。


…でもそこから、なんですよね。
シビックが売れなくなったの。

タイプRなどの、特殊なモデル以外は
注目を集めなくなってしまって。

さらに、通常モデルが売れないから
特殊モデルの値段も、どんどん
上がっていっちゃって。

見る見るうちに、遠い存在に
なってしまいました。


今だから言えること、ですし
わたしが車好きだから
勝手なこと言ってるだけだってこと
重々承知しているんです。

それでも、シビックはやっぱり

　4人乗りだけど、普段は
　2人しか乗らない
　…いや、実のところ
　ほぼ、自分1人だけで乗ってる

みたいな若者のための、
カッコいい2ドアハッチバックとして
特化すべきだったんじゃないかと
思ってしまいます。

ファミリー向けには、フィットが
ありますもんね。


そんなことを考えながら、
今日復活したシビックを調べてみると、
やっぱり、4ドアハッチバック。

…だけかと思ったら、4ドアセダンも
復活しています。

でも、外観や内装を見ると、
ファミリーカーという位置づけをしては
いけないような、攻めた造形です。

そして、スポーツに特化した
タイプRも、4ドアハッチバックベースで
同時にラインナップされるみたい。

華麗に復活、できたら良いなぁ！


…でも、わたしは。

わたしはやっぱり…

こんな車の鼻先に、ホンダの
赤いエンブレムが、輝いていて欲しかった！

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