のらみゃんとひろのそうさくこうぼう

●車の珍しい部品2016年09月14日 22:00



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 #車の珍しい部品載せて何RTくるか

というのを発見したので。


FTO自体が、珍しいですもんね。

わたし、自分のFTO以外の個体が
走ってるの、2年に1台くらいしか
見かけないですし。

そんな、FTO用パーツの中でも
特に珍しいの、ついてたりします。

これ、です。

エンジン直下の排気管、
エキゾーストマニフォールド
(以下、エキマニ)。

純正ではなくて
社外品がついています。


実のところ、わたしが乗っている
V6エンジン搭載FTO用の
エキマニは、純正1種類、
社外品2種類の、計3種類しか
市販されなかったんです。

そんな3種のエキマニ、
わたしは全て、試してみました。

純正はさておき、
社外品2種類の、いったい
何が違うかというと。

管の長さと曲がり方の
設計、なんです。

これは、今はもうつけていない
エキマニ。

エンジンがV6だから、
3本の管が1つにまとまったのが
2セットつきます。

で、この管の長さ。
一目見て、大体わかると思うんですが
長さ、バラバラなんですよね。

非等長エキマニ、なんて
言われます。


それに比べて、今つけている…

…つけているので、見た目では
わからないんですが、
こちらは、等長。

6本全てが、同じ長さになるように
設計されています。


この、エキマニの
等長と、非等長。

言葉のイメージからすると、
等長、の方が良さそうですよね!

でも、性能に関しては
一概に、そうとは言えなかったりも
します。


等長のエキマニは、6本の管から
順番に行われる排気が
ぶつかり合うことがなくて
流れがとってもスムーズ。

比べて、非等長のは
管の長さが違うから、
他の管から出てきた排気と
ぶつかって、干渉しあっちゃう。


…んですが。

この、排気の干渉が
「排気の緩急 = 排気脈動」を
生みだすことで、通常よりも
勢い良く排気を引っ張り出して
その分パワーが出る、なんて
効果があったりするんです。


例えて言うなら、綱引き。

綱引きって、ずーっと
同じ力で引っ張ったりは
しないですよね。

両足を踏ん張って、
力強く引っ張って、緩めて
また力強く引っ張って、緩めて
…を、繰り返します。

力に緩急がついた方が、
総合的に見て、パワーが出る。

だから綱引きでは、
ああいう引き方をするんだと
思います。


「排気脈動」には、そんな
綱引きと同じ効果が
期待できます。

だから、非等長エキマニにも
大きな存在価値があるんです。


で、FTOの場合。

等長と非等長、結果的に
どちらの方がよかったか、というと。

排気脈動のこと、
綱引きに例えてまで
ご説明しておいて、
アレなんですけど。

等長の方が、断然良かった!

だから、今もついてるんですけど、ね。


非等長の社外品は、
運転席の前あたりから、
ドコドコと、太鼓を打つような
重低音が聞こえる上に、
パワーの出方が、なんだか
不安定でした。

エンジンがある程度回りだせば
気にならないですが、
発進が、もたつくように
感じることも、しばしば。

なんだか、NA(自然吸気)車から
どっかんターボ車に乗り換えたような
違和感を覚えたんです。


それがどうにも我慢できなくて、
今もつけている、等長の社外品に
変えたところ、ドコドコ重低音が消えて、
パワーの出方も、とても素直になりました。

低回転から高回転まで
よどみなく回るエンジンに、
排気のリズムが、呼応している感じ。

NAのV6エンジンらしい個性を
取り戻した、というか
さらに磨きがかかった印象でした。

さらに、何度かご紹介していますが…



この、甲高い排気音!

8割方、等長エキマニが作りだしていると
言っても、過言ではないと思います。


残念ながら現在、社外品のエキマニ
2種は、新品が手に入らない状況に
なってしまいました。

製造・販売していたショップが、
お店を閉めちゃったんです。

なので、手に入れるとしたら
オークションなどに
中古が出てくるのを待つしか
ありません。


でももし、FTOの等長エキマニを
見かけたら!

取り付け可能なグレードに乗っている
FTO乗りの方には、ぜひぜひ
手に入れてほしいです!

FTOレアパーツの中で
一番、性能向上を実感できる
パーツですよ!

あ、ちなみに。

FTOの場合は、等長エキマニの方が
良かったですが、他車種の場合は
あえて、非等長を選ぶメリットが
あったりもすると思います。

お金と手間はかかってしまうけど、
やっぱり、試してみるのが一番!
です。

コメント

_ 山さん ― 2016年09月14日 23:34

V6で2Lのエンジンと言うのも、十分珍しいパーツですよ!

_ 山さん ― 2016年09月14日 23:34

V6で2Lのエンジンと言うのも、十分珍しいパーツですよ!

_ のら2ゃんれい ― 2016年09月15日 05:37

確かに、そうですよねぇ…!

まかり間違ったことが起こらない限り
もう、二度と生産されることは
ないような気がします…。

山さんの「超高回転型自然吸気4気筒」も
レアエンジンになってきましたね。

でも、こちらはもしかしたら
復活の兆し、アリな気がします!

_ 山さん ― 2016年09月17日 21:49

来ますかねぇ〜…
可能性が有るとしたら、低燃費で排ガスの基準値を下回るってのが大前提でしょうか?
何処かの大学で試験的に実験している、ロータリーとレシプロエンジンの良いとこ取りしたエンジンが有るんですが、両手に乗る位で1300ccも有るんですよね。
あれなら、実現可能かも知れません。

_ のら2ゃんれい ― 2016年09月18日 15:36

やっぱり、ダウンサイジングターボ化
進むのかなぁ…?

ロードスターや、スイフトのような
エンジン、増えればいいんですが…!

買える趣味車、という枠を考えると
自然吸気4気筒、やっぱり最有力だと
思うんですよねぇ…!

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