のらにゃんとひろのそうさくこうぼう

●前後重量の適正2016年01月26日 22:00



車の性能を評価するとき、

 バランスの良さ

って、結構重要視されます。

 前後の重量配分は
 50:50が良い!

…なんてこと、よく言われますね。

前輪と後輪が、同じくらいの
重量を負担するから、
車が素直に動くんです。


おそらく、それについては
間違いないんだと思います。

ただ、

 後輪駆動車の場合

という、大前提を忘れてはいけません。


前輪駆動車の場合は、
50:50になることはあり得ません。

なぜなら、エンジンやトランスミッションなど
重い物のほとんど全てが、
ボンネットの下に納まっているから。

なのに、後ろには大した物
ついてません。

間違いなく、前が重くなります。


ちなみに、ノーマルFTOの
前後重量配分は、66:34。

50:50なんて数値、夢のまた夢、です。

でも実は、このバランスの偏り
前輪駆動車にとっては
なくてはならない偏りだったりもするんです。

なぜなら、前輪駆動車は
前が重くないと、加速しなくなっちゃうから。


どんな車でもそうですが、
急加速しようとすると、
シートに、背中が押し付けられるような
感じになりますよね。

車って、加速をするとき、
後輪が沈み込んで、
前輪が浮き上がるような
姿勢になります。

だから、シートに押しつけられるような
感覚がするんです。

このとき、後輪駆動車であれば
後輪は、しっかり地面に接地しているから
アクセルを踏めば、勢い良く
地面を蹴っ飛ばして、加速できます。

でも、前輪駆動車の場合、
駆動する前輪が、浮き上がり気味に
なってしまいます。

そうすると、力強く
地面を蹴っ飛ばすことが
出来ないから、加速が鈍るわけです。

急加速しようとすればするほど
前輪は浮き上がり気味になるので、
思ったような加速が、出来なくなってしまう。

だから、加速時でも
出来る限り、前輪が浮かないように
“前輪側が重い必要がある”んです。


…という基本的な特性を
踏まえた上で。


ならば、前輪駆動車の
前後重量配分の適正値って、
どのくらいなの…?

という疑問を、もうずーっと
昔から、持っています。


主だった、スポーツ前輪駆動車の
前後重量配分を比べてみると…

 シビック  TYPE-R(初代) 64:36
 インテグラ TYPE-R(初代) 65:35
 FTO GP VersionR     66:34

こんな感じです。

同世代のホンダTYPE-Rと
比べてみました。

FTOが一番、前が重いですが
数値に、それほど大きな開きは
ないんですね。

でも、やっぱり
前が軽いほうが
良いんだろうなぁ。

ということで…

軽量化をしたわけです。

その結果として…

こんな数値になりました。

車検証の、前軸重・後軸重の
数値で、確認できます。

軽量化後は、
680kg:340kgだから…

あれ?!
67:33に、悪化しちゃった!


…そりゃあ、そうですね。

FTOのボンネットの中身、
必要な物、ぎっしりです。

ボンネットをウェットカーボン製に
換えて、バッテリーを室内に移して
などなど、やってはありますが…

何でもかんでも外せてしまう
後ろに比べたら、外せるもの
少ないです。


ただ。

前後重量配分が悪化した分、
走りに悪影響が出たかというと
そんなことは、ありませんでした。

むしろ、確かに良くなりました。

前がぐいぐい引っ張っていって、
後ろが、スムーズに
従順についてくる感じ…?

旋回性能はもちろんのこと
加速性能も上がったし、
減速も自由自在です。


そんな経験を踏まえて
わたしなりに分析したんですが
もしかしたら、前輪駆動車って


 ・加速性能は、後ろよりも
  前が重ければ重いほど
  上がる

 ・旋回性能は、絶対重量が軽ければ
  軽いほど、上がる

んじゃないか、と思うんです。
つまり、

 加速性能は、前後相対重量比に影響される
 旋回性能は、車両絶対重量に影響される

んじゃないかと。


わたしのFTOの加速が良くなったのは、
ノーマルより、前後重量比が前寄りになって、
より、駆動輪が接地するようになったから。

旋回性能が上がったのは、
ノーマルより、車両重量が
150kg以上、落ちたから。

そう考えると、なんとなく
理屈が通るかな、と思うんです。


もしかしたら、前輪駆動車って
前を出来る限り重くして、
後ろを出来る限り軽くした方が
走行性能が高くなるのかも?!

でも、あんまり後ろを軽くしすぎて
跳ねちゃうようだと、大変。

だったら後ろは、跳ねないように
空気の力で押さえつけたら
良いんじゃないの?

…と、想像して作っているのが

実は、絵本FTO彫刻だったりします。

前輪駆動で、ボンネット内には
必要な物を全部、詰め込んで。

室内は、前2人・後1人の
3人乗り。

そして、軽い後ろが跳ねないように
フロントからサイドを沿って
リアまで繋がる空気の流れで
後輪を、地面に程よく接地させる。

これなら、楽しく走れる
スポーツカーになるんじゃないの…?

と思うんです。


…とはいえ、これは想像の世界。

現実で、どんな前輪駆動車が
走行性能的に理想なのかは、
わかりません。

そういう話、聞いたことないです。

もちろん、

 そもそも、前輪駆動自体が
 理想的な駆動方式じゃない!

…ってのは、ごもっとも。
でも、

 理想以外の物は、
 突き詰めても、意味がない!

わけでは、ないと思うんです。


現在販売されている車、
間違いなく、一番割合が大きいのは
前輪駆動車です。

おそらく、これからも増えていくはず。

だから、突き詰める価値
十分にあると思うんです。


走行性能に特化した
前輪駆動車。

面白そうじゃないですか?

わたしは、

 現実でも作ってみたい!

と思って…

これからFTOをどうしようか、
あれこれ考えながら
至福の時間を満喫しています!

コメント

_ MTO ― 2016年01月26日 22:55

普段はTwitterの方でお世話になっております。MTOと申します。
いつもユニークな話題をありがとうごさいます。

重量配分...とても難儀な問題ですよね。
ベストを探ろうとすると、到底素人には扱えない代物です^^;
僕は大学でジムカーナを嗜んでいるので、そちらの見解を少し。
ジムカーナにおいて、前輪駆動の場合、後輪はほとんど「お荷物」と考えられています。リアが軽いほど良く、ホイールベースも短いほうが有利とされています。
そのため、この条件を満たすCR-Xなどが最速車種として鎮座しております。
これは専らパイロンターン等の特殊な走行に由来するものですが...いかんせんサーキット走行にはもちろん向きません。
よって僕が思うに、重量配分も扱うステージによってベストが変わるものだ。と考えてます。当たり前の話ですがね(笑)

話は変わりますが、楠野さんのFTOとても魅力的ですね!
FTO好きな僕としては、大変興奮材料になっているというか...。
超軽量化一人乗り中谷エディション。大変素敵だと思います。
憧れの中谷明彦さんの愛したであろう車。憧れます(笑)
一概のスペシャリティとしてどんどん個体の減っていく中、維持も大変だとは存じますが、これからの発展も期待しております。ひっそりと応援しています!
長文失礼しました。

_ 限定の黄色 ― 2016年01月26日 23:59

FF車でリアを軽くし過ぎると、コーナリング時のリア接地荷重が足りなすぎてグリップ力が遠心力に負けてスピンしますよ。アクセルオフでリア荷重を抜いてクルっと回る…なんて言ったかな?そんなラリー仕込みの走り方もありますし。
※とはいえソレはFF車の悪癖の一つを利用したものなので、最近のクルマではそういう風に曲げれない

FF車の最適値は2:1かと。ジムカではもう少し前よりでしょう。

_ のら2ゃんれい ― 2016年01月27日 11:00

MTOさん、コメントありがとうございます!

なるほど、大学でジムカーナを
やってらっしゃるんですか!
若いうちから、良い経験を
積んでらっしゃいますね!

わたしは、峠道を楽しく走るのが
好きなので、そういう走行の仕方に向いた
重量配分、研究してみようと思います!

ところで、中谷明彦選手がプロデュースした
FTO用の、OHLINSのショックとスプリング。

あれは本当に、絶品でした…!

18年も乗っていると、どうにも劣化して
泣く泣く手放してしまいましたが、
新品があれば、今でも欲しいです…!

_ のら2ゃんれい ― 2016年01月27日 11:03

限定の黄色さん、コメントありがとうございます!

そうなんですよね。
後ろは、従順についてきてくれる軽さが
ちょうどいいんだと思います。

そのあたりの実現、やっぱり
空力の改善も併用して調整する
必要があるのかなぁ、なんて
思っています。

でも、75:25くらいまでは
いけるんですね!
試してみたいなぁ…!

_ 山さん ― 2016年01月28日 22:13

コーナーリングに限定すれば、タックインさせてフロントに目一杯荷重を乗せてリアを出してカウンター当てながら曲がるってのが、最速なんじゃないかな?

_ のら2ゃんれい ― 2016年01月29日 20:54

山さん、コメントありがとうございます!

そうなんですよね!

基本的には、前足でしっかり掻いて
後ろ足は、前の動きにしっかり
追従してくれるのが、ベストですね!

やっぱりFFって、後足の動き
とっても重要な気がしますね…!

_ のら2ゃんれい ― 2017年04月02日 18:50

あ…!

いま読み直したら、
限定の黄色さんからコメントを頂いた
「FF車の最適値は2:1」の部分。

わたし
 75:25くらいまでは、 いけるんですね!
…なんて、返信しちゃいましたが、
びっくりするほどガッツリと
計算、間違えてますね…!

「2:1」だとしたら、「67:33」だ…!

_ 大日本帝国FTO連盟 ― 2020年04月21日 11:26

タマTOキュン、きゃわいすぎ😍
こんにゃに前が重かった訳だ、でも私は
そんなタマTOキュンがだいしゅきだ😍
ますますタマTOキュンに惚れちゃった😍

_ 大日本帝国FTO連盟 ― 2020年04月21日 11:33

ちにゃみに、日常の相棒として
特に雪、凍結面ではうちのタマTOキュンはもちろん最強だにゃ。
ボッテり、ぷっくらのフロントのおかげで
スピンももちろん無く
滑りもしない、乾燥路面とほとんど変わり無し
ポッテポテのフロントヘビーでいつも安心だにゃ!
みんにゃ知ってると思うけど、FR、MR組はスピン、滑り、ハマり、ダッサいにゃ(笑)
直進路面で確かにフロント浮く感じがあるかもしれにゃいが、これは全然
それでもしっかり前足で路面をキャッチしてるにゃ😍ふんばりタマTO😍
にゃたしが言えることは、まずFF以外はありえにゃい!ってことだにゃ!
タマTOキュン、万歳😍

_ 大日本帝国FTO連盟 ― 2020年04月21日 11:41

ちにゃみに、4WDはありえにゃい!
雪、凍結面でエンブレで後輪が何処かしらブレるにゃ!
制御不能タイミングが多すぎだにゃ!!
駆動系への負担も大きすぎにゃ!
FR、MRはもちろんアウトにゃ😅なぜフロントエンジンからわざわざ棒を伸ばすか
無駄なのだにょ、駆動延長棒は!
タマTOキュンの、プチハイテクAtでのエンブレには毎回
萌えさせてもらってるにゃ😍
少し回転数が高いとギアが下がらにゃいけど、そこがまた
きゃわいくて萌え😍
大事なタマTOキュンのブレーキをあんまり消耗したくないので、もちろん雪、凍結面でも前輪エンブレでもハンドル含め全然ブレないし後輪は要らない仕事をしていないにょで、
とにか、FFが一番車に良いカタチだと思うにゃ😍❤️

_ くすの とひろ ― 2020年04月21日 23:16

沢山コメント、ありがとうございます!

わたしもFF車、大好きなんです。

前にあれこれが集中してて
バランスが悪い…なんて言われますが
世界中で、一番たくさん作られている
形式ですから、悪いわけないんですよね。

FFにはFFらしい、FRにはFRらしい
楽しみ方があるんだと思います。

そんな楽しみ方を身に着けたい
ものですよね!

FF車、沢山運転しましたが
わたしの感覚にしっくりくるのは
やっぱり、FTOでした。

他の、一般的にはもっと良い車とされている
車も、わたしの感覚だとちょっと違ったかも。

自分の気に入った車を所有して
好きな時に乗れるって、幸せなことですね!

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