のらみゃんとひろのそうさくこうぼう

●不可能な飛翔2015年05月03日 22:00



ゴールデンウィーク、
特に、出かける予定は無いんです。

ちょこっと、早朝ドライブに
行けたらいいなぁ、という程度。

この間、 ラリーを観に行って
とても楽しかったので、
満足感が、まだ続いています。

でも。

Twitterで、藤棚の写真が
たくさんツイートされているのを観て、
そういえばうちの近所、
歩いていけるところに、
地元では有名な名所があるんだ、と
思い出しました。

なので、のらにゃんくろとの
散歩の後、行ってきました。

ツツジも、きれいに咲いてます。

入り口は、白い藤です。

奥のほうに行くと、紫に。

滑らかにグラデーションしています。

もう、満開の時期は
少し過ぎちゃったんです。

でも、目の前まで迫ってきて、
だからこそ、香りまで楽しめる。

藤棚を抜けると、大きなカエデの木。

カエデは、

 蛙の手 → かえるて

が訛って、カエデになったんだそう。

なるほど、確かに蛙が
手を開いた感じにそっくりです。
水かき、っぽいところまで。

この季節、葉が赤いんですね。

今朝は、本当に良い天気だった!


そういえば、白い藤の花に
近づいたら、ブーン…という
低音の羽音が…。

クマンバチ、です。

羽音だけじゃなくて、
体つきも迫力なので、
獰猛なハチだと思われがちですが、
花の蜜を集める、温厚なハチです。
オスは、針さえ持っていません。

コロンとした体格で、
金色の襟巻きを巻いて
可愛いですね。

ところで、クマンバチって
しばらく昔は、絶対飛べないはずの
生き物だ、と言われていたんです。

体に比較すると、羽根が小さ過ぎて
そこから生み出される推進力では、
あの巨体を浮かせることは不可能だ!と。

「当時の」航空力学上では
飛べることは、あり得なかったんです。

実際に飛んでますけど。

だから、他にも何か秘密があるはずだ、と
研究されたんだそうです。

そして現代は、解明されています。

人間ほどの大きさになると
無風であれば、空気の存在なんて
感じ取れないほど軽いものですよね。

でも、ハチのような
小さな動物からすると
空気って、非常に粘りのあるもの
らしいんです。

その粘りを利用して、
しっかり空気を掻いて
飛んでいるんだそう。


なるほど…。

生き物を研究することで
自然の謎を紐解く。

実用性があるかないか、なんて
無粋なことは置いといて。

そういう研究をしている人が、
世界を、より鮮明にしていくんだなぁ…。

コメント

_ 山さん ― 2015年05月03日 22:03

家の庭にもブンブン飛んでますよ!

_ のら2ゃんれい ― 2015年05月04日 18:49

なかなか、可愛いハチですよね!

羽音がなんだか、ドスが利いた感じで、
スズメバチを連想させますが、
温厚なハチみたいです。

ハチって、鳥が天敵ですが、
鳥も、スズメバチだけは恐れるそうです。

だからクマンバチは、鳥に襲われない
ように、スズメバチの羽音を
真似してるんだ、という説があるそうです。

人間も恐れさせてるし、
効果てきめん、かも知れないですね!

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